逃避行動

ネームやるぞー!と、思ってたはずですが気づけばまたTSUTAYAでDVDレンタルしてました。まあ織り込み済み。ネーム作業は現実逃避的に横道にそれつつ進行するものなんです。まあ、やらなければならないことがあるときほど、どうでもいいことをやるのが楽しいですよね。ゲームとか。しかし一見無駄な現実逃避にみえるようなことが、実は無駄ではなくて、ネームにおもしろさを付加することに一役買ってたりするんですよね。ええ。本気でそう思ってるのか、自分自身を欺くためのいいわけにすぎないのか、もう自分でもよくわかりません。
借りてきたDVDは「プレシャス」、「レポゼッション・メン」、「AKIRA」、「幻魔対戦」です。新作洋画2本と、懐かしの大友アニメ2本。昔のアニメを観たらなんかインスピレーションがわきそうな気がしたんですよ。

プレシャス [DVD]

プレシャス [DVD]

「プレシャス」はアカデミー賞助演女優賞と脚色賞を受賞した映画。まだ観てませんが、ウィキペディアによると

1980年代後半のニューヨーク・ハーレムを舞台に、過酷な環境下で日々を生きる肥満した16歳の黒人の少女・プレシャスがとある教師に出会い人生の希望を見出していく物語である。アメリカの貧困層に焦点を当て、子供への性的・肉体的な虐待、教育の問題などが取り上げられている。

という作品らしいです。はい、はてな引用記法を試してみたかっただけです。
そういえば、「ヤバい経済学」という本の中で、名前が人生に与える影響について論じた章があって、その中でプレシャス(precious)は貧困層の黒人によくある「クロい名前」にあげられてたな。

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する

この本はいろんなテーマについて、データを統計的処理することによって見えてくる意外な真実を論じた本なんですが、名前についての話以外にもニューヨークで犯罪が減ったのは、よくいわれているような”割れ窓理論"的な理由じゃないんだよなんてことが書かれてたりします。あと、日本の大相撲についても。データを分析した結果、八百長の存在はほぼ確実であると。
富裕層ではやった名前が何年かすると貧困層ではやりだすんだけど、そのころには富裕層では別の名前がはやってる、みたいな名前の流行の上流から下流への流れみたいな話が書いてあって、おもしろいなと思いました。
日本ではあんまり"貧困層によくある名前"ていう感覚はないですよね。今後、グローバル化+格差拡大によって、そうなっていくのかな。ていうかネットでたまにネタになったりするDQNネームがそれにあたるんだろうか。


名前といえば、こないだ完成した「漆黒のノイエゼーレ」第5話では、新キャラが登場するんですが、なるべくDQNネームというか、かっこつけすぎて逆に痛々しい名前にしようと思って"凱亜(がいあ)"って名前をつけたんですが、冷静に考えてみるとまともな名前だよなあ。今は現実の方が想像を超えた壮絶な名前が存在する気がします。
今考えてるネームでも新キャラが何人か登場するので、名前をつけなければいけないんですが、キャラの命名ってけっこう難しいんですよね。言葉遊び的なセンスが欲しい!
さあ、モンハンやろ。