悪い子はいねえがぁ
BF3をアホのようにプレイする間隙をついて次回のノイエゼーレのネーム第一稿ができました。ネメシス編集部にファックスしてとりあえず一息。
そしてTSUTAYA独占レンタルの煽りに、またもやだまされて「レア・エクスポーツ」という映画を観ました。
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で、内容なんですけど、これはなかなか良いバカ映画でしたねえ。おもしろかったです。
舞台はフィンランド(?)とロシアの国境付近、トナカイ猟なんかで生計を立てている寒村。その近くでは大会社の社長が子供のころからの夢をかなえるために、大規模な発掘作業をおこなっていた。その発掘の目的は大昔に地中に封印されてうずめられたサンタクロースだった!!!
サンタクロースといえば子供達にプレゼントを配るやさしいおじいちゃんというのが一般的なイメージだが、それは近代になって流布された間違ったイメージ。真のサンタクロースとは、頭に角をはやした異形の化け物で、悪い子供をつかまえては、皮がやぶけ血がふきでるほど尻をしばいたり、釜茹でにしたりするおそろしい存在なのであった。それなんてナマハゲ。
そしてサンタクロースには己の眷属をあやつる能力がある。その姿は全裸の老人。サンタクロースが老人を生み出すのか、サンタクロースに魅入られて普通の老人が眷属化してしまうのかはいまいちわかりませんでしたが、裸の爺様達が悪い子を求めて雪原を疾走するのだ。
まあ、こんな感じ。発掘によりサンタの封印がとかれて、サンタの部下である"妖精"=全裸のジジイがトナカイをねこそぎ食い荒らしたりして、存亡の危機にたたされた村人達がサンタと戦う!みたいなお話ですかね。ただ、村人達もけっして善人ではなくて、妙にリアリティのある生臭さが楽しいです。一応ね、主人公は無垢な少年に設定されているので、そこは嫌味がないように設計されてますが。
この映画の一番のハイライトシーンは、子供達をヘリで吊るして囮にして、悪い子を捕まえようとするサンタの部下のジジイ達をトナカイ猟用の柵に誘導するところじゃないかなと思うんですよ。雪原を駆ける全裸のジジイ達。その数、数十いや数百。ただ、残念なことに股間にはぼかしがはいってるんですよね。いやジジイのディックが見たいわけではないですが、せっかくの爆笑シーンなのになんかしらけるなあというのはあります。しかし、数が多いからぼかしいれるのも大変だったろうな。
タイトルの意味は、映画のラストで判明します。ちょっとブラックな笑いで、好き。