偏在する格差社会

コミケ。とりあえず31日はこれも経験と入場列に並んでみたんですが、話には聞いていたけど実際に目にすると人の多さに笑ってしまいますね。
で、入場するとみんなお目当てのサークルの同人誌を買いにいくわけですが、人気サークルにはすぐに長大な列が形成され、一方で島中の弱小サークルはこれだけ人がいるのに一顧だにされずにスルーされるという。ここにも厳然たる格差社会がありました。
やはりコミケに同人誌を買いにくるような人の目はやはり厳しいんですかね。かなりのサークルは10部くらいしか売れないんじゃなかろうか。僕は参考までに人気サークルの列に並ぼうかとも思ったんですが、めんどくさかったのでやめて、島中を見て回り、売れてなさそうだけど個性的な本を買ったりしてました。よっぽど売れてなかったのか、サークル主さんめっちゃ嬉しそうでした。
一方、いわゆるシャッター前の人気サークルは朝の10時から閉会直前の15時すぎごろまで、がっつり列ができてて、サークル関係者とコミケスタッフがずっと列の整理してて、そこだけ異様な世界でしたね。売り子も艦これのコスプレしたおねーちゃんが3人体制くらいでずっと売り続けてました。
そうなると、いったい1日でどれくらいの売り上げがあるのかが気になるところです。売り物は新刊既刊あわせて数点あるので、1人の客が平均で3部買うとします。その客が3部指定して、お金を払っておつりをもらうのに20秒かかるとすると、1分間に売り子1人あたり客3人、同人誌9部を処理できます。売り子が3人だと1分間に9*3=27部。一部500円とすると、27*500=13500円/分。コミケは10時から16時までなの6時間=360分なので、13500*360=4,860,000円となります。
ずーっと列ができてるような人気サークルの一日の売り上げって500万円くらいなんじゃないですかね。どんぶり勘定だけどいいとこいってるんではなかろうか。まあ、もっと売上多いとこもあるかもしれないけど、1000万円はきついんじゃないかな。ただまあ、このレベルのサークルになると個人でどうこうというレベルじゃなくて、ちょっとした会社みたいなもんでしょうね。というか税金対策で実際に会社組織にしてそうだ。売り子とかもアルバイトを雇ってるのかもしれないし。

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