犬ころん

深夜というか早朝というか、午前4時ごろに日課の散歩をしてたんですよ。考え事しながら歩いてたら、歩道わきの民家の庭から突然、犬の吠える声が聞こえたと思ったら中型の柴犬がダッシュしてきよったんですよ。「あー犬つなぎわすれたか、紐きれたんか」と思いつつも、ものすごい剣幕で吠えながらダッシュしてきた犬にビビッて、思わず冗談でも比喩表現でもなく「はわわわわっ」って声が出てしまいました。われながらきれいな「はわわわわっ」でした。
しかし、プロ野球のシーズンオフにはナショナルジオグラフィクチャンネルでシーザー・ミランの「ザ・カリスマドッグトレーナー」をみている僕は、コンマ数秒で「はわわわわっ」な精神状態から立ち直り、犬には精神的なエネルギーで対峙すべし、毅然としていながら穏やかな態度が重要というシーザーの教えを思い出し、北斗の拳でいえばトキのようなイメージで「おまえの縄張りを侵すつもりはない。だがふりかかる火の粉を払う用意はある。」と、犬に対して念じたんですが、やはりトキのようなオーラを犬が感じたんでしょうか、ちょっと怯んだような気がしたので、じわじわと距離をとりつつ事なきを得ました。

Cesar's Way: The Natural, Everyday Guide to Understanding and Correcting Common Dog Problems

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遠くから犬をみてると道路を走ってきた車にも吠えかかってたので、「車に飛び込んで轢かれて死ねッ!!!」と、トキからアミバに変化。いや、アミバというより、ジャギか。ジャギですらなく、いちモヒカン軍団構成員か。どうでもいいです。

散歩の帰り道は、犬の縄張り意識を刺激しないように道の反対側の歩道を通ったんですが、向こう側の歩道に座ってこっちを監視している風でしたが、道路をわたって攻撃してくるほどではありませんでした。ふと「せれんでぃぴてぃ!!! せれんでぃぴていぃぃぃぃ!!!」とか奇声を上げながら突撃していったら、犬はどういう反応するかみてみたいという気持ちがわいたんですが、こわいのでやめました。
しかし柴犬って人気犬種だと思いますけど、けっこう攻撃的な印象があるなあ。