幸せの黄色いスパイク

サッカーワールドカップが始まりましたが、ここんとこ「サッカーのおもしろさがわかってきた!」アピールをしたい年頃の僕は、けっこう開幕前から楽しみにしてたんですよね。
で、開幕前にNHKでスタープレイヤーの能力を科学的な視点から分析するミラクルボディーとかいう番組をやってて、ブラジル代表のネイマールの回と、スペイン代表チームの回を見たんですよ。
特にスペイン代表の回は、まずゲームメーカー(NHKだからメーカー名はふせてたけどたぶんEA?)のスタッフに、世界で唯一、戦術をコンピューターで模倣できないチームがある、それがスペイン代表だ!って言わせるという、はったりのきいたツカミから始まって、なかなかおもしろい番組でした。

主に司令塔シャビのフィールド全体を把握する空間認識力やら、イニエスタの瞬間的なイマジネーション力?に焦点をあてて、モーションキャプチャーやら脳のMRIやらを使って分析する内容でした。
シャビもイニエスタも身長が170cmくらいで、スペイン代表自体の平均身長も低いんですが、肉体的な強度が重視される現代サッカー界において、頭脳的パスサッカーによって、前回ワールドカップで優勝したんだよっ!!!というNHKの煽りを素直に真に受けて、すげーっ、スペインすげーっ!!!って思ったのでした。
で、ワールドカップ開幕して、スペイン×オランダ戦を観たんですが、スペインぼろくそに負けとるやないかいっ!!! NHKの嘘つきー!!! と、サンタクロースの正体が父親だと知った幼児のような気分になりました。
いやまあ、NHKもスペイン代表もなにも悪くないんですけどね。
ちなみに、テレビ画面で豆粒大のプレイヤーをみてても、スペイン代表のイニエスタはすぐわかります。男性ホルモン大杉な感じの頭がわかりやすいんですね。なので、NHKのアナウンサーが「イニエスタです。黄色いスパイクをはいているのがイニエスタです。」と、いったときに「ハゲっていえば一発でわかるやろが!」とテレビにつっこんでしまいました。
まー、スペイン代表も日本代表も初戦敗退からスタートですが、がんばってもらいたいものです。