アメリカン電子レンジ

アメリカン・ハッスル」という映画をレンタルして観ました。

実話を基にした映画らしいです。詐欺師を検挙したFBI職員が、無罪放免を条件に詐欺師を利用して、政治家がらみの大きな収賄事件を半ばでっちあげて、それを検挙して出世しようとする、その企みの一部始終を描いたお話。と、書いちゃうとFBI職員が主人公ぽいけど、主人公は詐欺師の方です。スカッと騙し騙されるみたいなドラマなのかなと思ってたんですが、どっちかというと人生ってやるせないよね…とちょっとブルーな気持ちになってしまうような映画でした。まあ、そこそこのハッピーエンドではあるんですけどね。それぞれにダメな部分をもった登場人物達が楽しかったです。

本筋とはそんなに重要なかかわりはないんですが、詐欺師のことを信頼している市長、実は詐欺師のカモなんですが、が詐欺師に電子レンジをプレゼントするシーンがでてくるんですね。なんで電子レンジなんやねんっていう話なんですが、たぶんこの映画の舞台となってる1960~1970年代の雰囲気をあらわすアイテムとしてのわかりやすさがあるんじゃないかなと。というのも、なんか別の映画でも本筋とあんまり関係ないとこで、電子レンジがでてくる映画を観た覚えがあるからなんです。「これが最近発売された電子レンジってやつだぜ。なかにいれてスイッチをいれるだけでピザもすぐ温まるんだぜ。」みたいな自慢をマフィアの男がしてるシーンの記憶が鮮明にあります。ただ、なんという映画だったか思い出せない。時代背景的に「L.A.コンフィデンシャル」のような気がするんですけど、違うきもするし。ああ、気になる。気になる。