恋っていいよねッ!
そろそろ「けいおん!!」のDVD第7巻がでたころだな〜と思い、近所のTSUTAYAにいってきました。4本まとめて千円(うち2本は新作も可)なので、新作で「けいおん!!」第7巻と「マイレージ、マイライフ」、旧作で「涼宮ハルヒの憂鬱」第二期のうちの2本をレンタルしてきました。
けいおん!!(第2期) 7 (Blu-ray 初回限定生産) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2011/01/19
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- 出版社/メーカー: 角川映画
- 発売日: 2010/12/18
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そういう素直な視点とはまた違った視点から観て「けいおん!!」がおもしろいなと思うのは、作品の中でおそらく意図的に恋愛に関する要素を排除しているところですね。そもそも作品中にヒロイン達と同世代の男子がまったくでてこないし。これは興味深いことです。
僕もそうだし、たぶんそう思ってる人も多いんじゃないかと思うんですが、萌え系って80代でいえば「うる星やつら」とか「きまぐれオレンジロード」とかあだち充作品とかの、ラブコメ作品の系譜に連なるもので、それが先鋭化してここにきて花開いた!みたいなものだと思ってたんですよ。でも、ラブコメは基本的に「こんな女の子とつきあいたい!」みたいな男子の願望がコアになっていて、恋愛がからんでくるものだと思うんですが、「けいおん!!」では恋愛を感じさせるものが排除されてるというのは、これはなんなんだろうと。
まあ、萌え系作品というのは現実世界においての恋愛に絶望した恋愛弱者が己をなぐさめるために摂取するものであって、そこではもはや「こんな女の子とつきあいたい!」みたいな願望を持つことすら苦痛であり、ただただ第三者、純粋なる観察者として女の子を愛でていたいのだ。と、オタク特有の自虐的ギャグな感じで言われたりすると、たしかに当たらずとも遠からずかなあとは思うんですが。
僕は、これは萌え系作品に特有のことじゃなくて、世の中全体にそういう流れがあんのかなと思うんですよ。今までは「恋愛って素敵!」みたいな価値観が当然視される世の中だったけど、そうのに疲れたと思う人がふえてきてんのかなと。そういう空気が萌え作品にも反映してると。
D.R.クーンツ先生の「ベストセラー小説の書き方」では、売れる小説を書きたいなら、必ず恋愛要素を入れるべきだと書いてました。恋愛は俗受けする。シェークスピアはそれを理解していたと。
- 作者: ディーン・R.クーンツ,Dean R. Koontz,大出健
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 文庫
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そういうね、恋愛至上主義に抵抗するムーブメントがおこってるんですよ、きっと。恋愛、恋愛うるさいんじゃボケェ!恋愛なんぞ犬でもするわ!二次元の女子に萌えることこそ人間にしかできん高度に知的な精神の営みじゃボケェ!おまえらは道端でセックスしとけや!糞がッ!みたいな。
あずにゃんペロペロ。