猫銃

僕は学生のとき、探検部というものにはいってました。山岡士郎もそんな感じの部にはいってましたね、そういえば。

美味しんぼ 105 (ビッグコミックス)

まあ僕の場合はほとんど麻雀打ってただけなんすけどね。当時探検部には、威圧的な態度で部の後輩達の上に君臨している男がいたんですが、ある日誰も見ていないと思って、「み〜ちゃん　み〜ちゃん　ちゅ　ちゅ　ちゅ〜」と言いながら人懐こい野良猫の喉をなでていたところ、実は後輩に目撃されていて、作り上げてきた虚像が砕け散ってしまうという事件がありました。
まことに猫の魅力というものは、一人の人間の人生をも狂わせてしまうものであります。
僕は、いつか猫を飼いたいなあと思ってます。しかし、すぐには飼えない。そもそも猫アレルギーだし。それに想像するより世話は大変だろうし、いざ飼ってみたら仕事の邪魔だった、となっても困りますからね。あとね、僕の両親が犬猫嫌いなんですよね。特に猫。あの人間様を睨みつけてくる目つきが気に入らないそうです。それに、庭先でちょっと野菜をつくってるんですが、そこに近所の猫がうんちをしにくるんですよ。それにめちゃくちゃむかついてて、すべての猫への憎悪へと発展しているようです。
そういわけで、猫を飼うのはいますぐには無理なので、長期的な人生の目標のひとつと考えています。ガウンを着て、右手にはワインのグラス、左手はひざの上のスコティッシュフォールド(名前はみ〜ちゃん)の喉をなでる。いつかそういう日がくるといいな。

一方、短期的な目標として、モデルガン購入というのがあります。目標でもなんでもないんですけどね。今年はとりあえずモデルガン買おうかなと思ってるんですけど何を買おうかなと。去年は「MAG」という、256人のプレイヤーが鉄砲で殺しあうという野蛮なゲームをけっこうやりまして、その流れで銃に興味がでてきたんです。

マッシブ アクション ゲーム(MAG)(オンライン専用)

それでモデルガンを買おうかなと。せっかく買うんだから漫画の作画資料としても使えるのがいいかなと思うんですよね。そうなってくるとあんまり変な銃じゃなくて、漫画に登場しても違和感無いのがいいなと。ハンドガンでいうと、映画なんかでもよくでてくるコルト・ガバメント、べレッタM92とかか。

COLT M1911-A1 “MT” HW タニオコバコラボモデル (モデルガン完成品)

ベレッタM92FS ターゲットINOX

アサルトライフルならM4カービンかAK47の二択って感じですかね。
てなことを思いながらアマゾンで検索してたらおもしろい銃が。

GUARDER 東京マルイ AK-47用 コンバージョンキット AKS-74U(ウサマ・ビンラディン仕様)

AK47を小口径に改良したAK74がビンラディンの愛用銃だって何かに書いてた気がするけど、ちゃんとビンラディンモデルあるのかよ。高けぇし。
まあ、ぜんぜん何買っていいかわからないんですが、作画資料用ならそんな精密なモデルガンいらないし、子供用の千円台のハンドガンをいっぱい買うのもいいかもしれないなあ、などと思ってます。

そういうわけで、父にそのうちモデルガン買おうかなと思ってるんだと言ってみました。何が"そういうわけ"なんだ？、なんで父親にモデルガン買うことを申告するんだ？、と思われるかもしれません。しかし僕の父の立場になって想像してください。漫画を描いてるとかいって普段ほとんどひきこもり状態の息子が、ある日アサルトライフルをもって部屋から出てきたところに、前情報無しで突然遭遇したとしたら。このとき湧く感情はやはり"恐怖"ではないでしょうか。
そのような不幸な誤解をまねかないためにも一応ね前もって言っといた方がいいかなと思ったんですよね。「モデルガン？何を中学生みたいなことを言っとんじゃい。ええおっさんが」てなことを言われるかな〜と思ってたんですが、「空気銃か？弾でるんか？よし、それで猫撃とう！猫！」と、めっちゃ食いついてきた。キャー。