向上心

こないだまですごく寒くて、夜中に絵描いてると手がかじかんで困ったんですが、急にめっきり暖かくなりました。

上の写真はカメラが趣味の父が、今日近所のお寺の境内で撮ってきたものです。彼岸桜に遊ぶメジロです。たしかメジロ和歌山県の県鳥なんですよね。緑色の体がきれいな鳥です。カメラはキヤノンのパワーショットなんとからしいです。(トリミングしたのは僕です)
このまま春になるんだろうか。それともまた寒くなるのかな。


しかし、正月気分もはるか時の彼方にすぎ去ったというのに、僕のホームページにはハッピーニューイヤーのイラストが掲載されているので、これはいかがなものかと思ったんですが、原稿の方がもうちょっとかかりそうなんでいかんともしがたいのです。まあ、原稿も終わりが見えてきて、締め切りにも十分に余裕があると、だらだらが加速したりして困ったものです。
それでも、原稿が終わったらイラストでも描くかと思って、構想を練りながら原稿の仕上げ作業をしています。仕事じゃないイラストを描くのはいろいろ実験的な練習もかねているので、けっして無駄なことじゃない。テーマを決めてしっかりやっていきます。そうだ今回のテーマは「萌え」にしよう。
やっぱりね、「萌え」の要素を取り入れていくのは、今後ますます重要になっていくと思うんですよね。もちろん自分なりに「萌え」的なニュアンスもとりいれようと、いままでもしてたんですけど、やはり一度基本にかえって、自分の古い先入観をいったん捨てて、一からやり直してみることも有意義であろうと。そういう考えに基づいて、アマゾンで次のような本を注文してみました。

萌えスタイルの描き方―萌えキャラのファッション作り (コミックス・ドロウイングブック)

萌えスタイルの描き方―萌えキャラのファッション作り (コミックス・ドロウイングブック)

あれですよ。ブログでなんか書くためのネタにしようと思ってやってるんじゃないですよ。ああ、楽しみだ、はやく届かないかな。届いたら熟読の上、萌えイラスト描きますけん、ご期待してつかぁさい。


まあ、「萌え」はともかく絵というものは、描けば描くほど上手くなるもんで、僕なんかもいまだに上達を実感したりします。「人間の体ってこういう構造になってるから、こう描けばいいのか!」的な発見を突然したり。ただ、同時に長く描いてると限界が見えることもあります。あこがれのあの人のレベルに、自分が到達することはこの先一生絵を描いても無いだろうみたいな。
一見、矛盾することを書いているようですが、矛盾していません。自分の限界、超えられない壁というのがあって、描けば描くほどその壁に近づいていく=上達していく、けれども壁を超えることはできないということです。図で示すと下のようになります。

数学的にいうと、超えられない壁に向かって漸近的に上達するということになります。
まあ、それでも自分のポテンシャルの範囲内で上達していけば、それは十分すばらしいことじゃないかっ!がんばるぞぉ!


と、ポジティブな台詞を吐いてみましたが、実際のところ原稿を仕上げるたびに下手さに凹みます。死にたい。