萌え修行

先日思い立って萌えイラスト入門的な本を買ってみたんです。

萌えスタイルの描き方―萌えキャラのファッション作り (コミックス・ドロウイングブック)

萌えスタイルの描き方―萌えキャラのファッション作り (コミックス・ドロウイングブック)

つらつらと読んでみたんですが、やはり本を一冊読めば萌えがわかる!というようなお手軽なことはないなと痛感しました。しかし、参考になることも多く、今後もくじけずに研鑽をつんで参りたいと思います。将来的には萌えライトノベルの挿絵の仕事でブレイクするんだっ!
この本を読んで新たに知った用語があります。"乳袋"と"ジト目"です。図で示すと下のようになります。

ついでに"あほ毛"もつけてみました。まあ"あほ毛"という用語は十年以上前から目にしたきがします。"ジト目"はみたまんま。"乳袋"は巨乳を表現するときに、服の胸の部分の現実的にはありえない表現のことです。現実的に考えれば、胸のところだけ袋状に縫製された特殊な構造じゃないとこうはならないよね〜という意味の揶揄をこめた用語だと思われます。しかし"ちちぶくろ"って、インパクト抜群やなあ。
最近はひきこもって漫画描いてるので、リアルでもネットでも、絵や漫画を描く人との接点が少ないので、アップトゥデートな用語を知る機会がないので勉強になりました。あと、萌えイラストにおいては、髪のボリュームを多めにするべしと書いてあったので、ちょっと、というか異様に特盛りに書いてみたら、若干"萌え"に近づいた気がいたします。


他には、若干デフォルメ調の頭身低めのキャラをかわいく描くテクニックとして、手足の末端を大きく描くという手法が紹介されてました。これは、ディズニーアニメのキャラなんかにもみられる手法で、太古の昔から使われている手法ですね。
これに関して、思い出したことがあります。90年代って手足の末端を大きく描くディフォルメがすごくはやってたと思うんですよ。理由はいろいろあったんでしょうが、ひとつはカプコンのデザインチームの影響とかも大きかったんですかね。ほら、カプコンの格ゲーの手足大きかったしね。まあ手足の大きさ以外でも、90年代〜0年代のオタク系の絵に対してカプコンデザインチームが与えた影響って絶大なものがあると思いますが。

カプコンデザインワークス

カプコンデザインワークス

まあ、カプコンの影響の度合いはともかく、手足の末端を大きく描くのがはやってたという印象があったんですよ。で、当時絵を描く友達との話の中で、そういう流行の話題になったとき、冗談で、十年後には手足の末端を小さく描くデフォルメが流行る!と言ってた記憶があります。
そういつつも半分以上は、手足の末端を小さく描くデフォルメなんて流行るわけねえ、と思ってたんですが、最近の「けいおん!」とか見てると、なんか小さな末端きてるんじゃね?と、思わなくも無いです。もしかして、僕の予言はカムトゥルーしてしまったんでしょうか。
そんなわけで、末端を小さく描いたものと大きく描いたものを並べて比較してみました。
【オリジナル】「乳袋+末端比較」/「へびちゃん」のイラスト [pixiv]

pixivへの直リンですが、ちゃんと見れるかな。やっぱり小さく描いたものの方が今風な気がするなあ…。