エントロピー逆転エンジン

毎週楽しみに視聴してる「魔法少女まどか☆マギカ」ですが、今回は少女達を魔法少女へと勧誘する女衒動物キュウベェが地球外生命体であることが判明し、なぜ魔法少女が必要とされるのかも明らかにされました。まさかのSF展開。

なんでもエントロピーの増大による宇宙の熱的死を少しでも先延ばしすることが目的らしいです。地球人類の特に思春期の少女の精神作用には宇宙のエントロピーを減少させる特殊な力があり、それを最大限に効果的に作用さす形態が魔法少女化ということらしいです。
宇宙の寿命を少しでも延ばすために、貢献できるんだから、命を捨てるくらいの価値は十分あるだろ?といわんばかりのキュウベェさんまじかっけー。
本編中では、エントロピーという用語は一回でてきただけで、後はエネルギーという用語で説明されてました。宇宙の減少していくエネルギーを魔法少女のエネルギーで補完するんです、みたいな。宇宙のエネルギーが減少していくという表現はエネルギー保存則に違反するのでおかしいんですが、たぶんエントロピーどうこういうよりエネルギーの方が用語としてとっつきやすいから、正確なSF設定を表現するよりも、不正確でもわかりやすい方を優先して、エネルギーを補完するという言い方で説明したんじゃないかな〜と思います。
と、思うんだけど、僕が勘違いしてるかもしれません。学生のときにもっと物理学の勉強をすればよかった。
ただまあ、キュウベェの正体や魔法少女の理由などは根本的な世界設定ではあるけれども、物語という観点からしたらなんでもいいわけで、まあちょっと設定部分に変わった味付けしてみましたて感じかな。
そういや、重要登場人物のひとりが現在じゃない別の時間から来た時間をあやつる能力をもった少女であることが示唆されてるし、今後は複数の時間にまたがる時間SF的な展開になるのかな。あと数回、どんな結末になるのか楽しみです。


そういえば、宇宙の熱的死という予想に絶望して自殺した有名な物理学者がいた気がしたんですが、名前が思い出せません。検索してみてもでてこないし。"シュレディンガーの猫"で有名なシュレディンガーさんかなと思ってウィキペディアをみてみたけど違うようです。かわりにシュレディンガーさんがロリコンだったことを知りました。