でます

ネメシスの編集さんと電話でお話したところ、停電とか放射能とかいろいろありつつも、ネメシスno4は予定どおりに4/4に出るらしいです。ただまあ内容的な部分で、作者さんと編集さんで相談の上、自粛的にさしかえた部分もあるとのことです。僕の漫画もけっこうアレな部分もあるんですが、まあそのままでいくということになりました。なんていうか、no4の内容もそうだけど、その後に想定してる展開も、バカ漫画的ギャグとして構想してた展開に現実が追いついてきてしまいかねないというか。そういう個人的な利害の観点からも、原発問題は穏便に着地してほしいと切に願います。


話かわって、「けいおん!!」のテレビ未放映の27話みました。ゆるい話に気合のはいった作画で満足しました。

けいおん」って、昔のラブコメとちがって女の子との恋愛を夢想するような話ではなくて、ただただ女の子がなんかやってるのを眺めているだけという作品で、まあ「けいおん」に限らず最近の"萌え"作品はそういう傾向があって、そこを”美少女動物園”と揶揄されたりしてるわけですが。若者の草食化のあらわれだと言ってみたりね。
この、劇中に若い男がまったくでてこずに、ヒロイン達が不順異性交遊にのめりこむ気配なんて微塵もなく、仲良くだべりつつも、がんばるとこはがんばっている。そんなヒロイン達を眺めてによによする。これって何かに似てるなと思っていたんですが…。
これって娘を見守るお父さんの視点ではなかろうか。お父さん視点で考えれば、恋愛要素が希薄なのはとても正しいことでしょう。「わたしまだ恋愛とか興味ないし。今は音楽が恋人なのっ!」とか、お父さんの願望というか、妄想といわざるを得ない。というか、そう考えると、僕自身どっちかというとそっちよりの視点で「けいおん」を観てる気がしてきた。なんかこわい。
しかし、「お母さん!お父さんのパンツと一緒に洗濯しないでよっ!汚れるでしょ!!!」とかほざく生意気な娘にないがしろにされ、「俺はいったい何のために働いてるんだろう」と考えている世のリアルお父さんにとって、「けいおん」の二次元の娘達は癒しになりえるんではなかろうか。いや、もうすでになっているのからこそヒットしてるんじゃなかろうか。
これからの高齢者向け”萌え”市場を開拓するヒントがここにあるかもしれない。なんちゃって。

律ちゃんの髪型は描くのがむずかしい。あと律ちゃんのおでこは意外とせまい。