原稿完成

ネメシスno5用の原稿完成しました。今回は初めて下描きから仕上げまでコミックスタジオと液晶タブレットを用いてのフルデジタル作製だったんですが、一応アナログのときと同じくらいの作製時間だったので、まあ上出来ですかね。今後デジタル作画のコツがわかって慣れてきたらもっと効率があがるんじゃないかとほのかに期待してます。
絵柄というか線質的にはアナログ作画とはやはり少し違いが出てると思います。まあいい方向に違ってたらいいんですが、その辺りは印刷されたものを見てみないとなんともいえないですかね。もともと僕は筆圧が低くて、太い線を引くのが苦手だったんですが、液晶タブレットの場合は低い筆圧でも太い線が引けるので、いままでよりも強弱のある描線になってるような気がします。今後はもっと線を太くする方向に絵柄が変わっていくかもしれません。
ものすごく微細なレベルでいうと線の精度が下がってる面もあるんですよね。液晶タブレットで細かい部分を描写するときにいちいち拡大して描いてると効率が悪いので、なるべく拡大せずに描いてるんですが、そのためにけっこう細かいところで閉じてるべき線が閉じてなかったりします。線が閉じてないと、仕上げのときにフォトショップで閉領域を選択するときに上手くできなかったりしてちょっと面倒です。アナログでペン入れしてたときには、閉じるべき線が閉じてないということはほぼ無かったので、これはデジタルペン入れの弊害かも。もっとも線の精度が下がってるといっても、0コンマ何ミリのオーダーなので作品として印刷されたときには、まったく問題ないと思うんですけどね。
後は、デジタル作画は体力的な面で楽ですね。原稿終わったあとの肩のコリ具合がかなり少ないです。これはとても重要です。もっとも僕の場合はアナログでのペン入れのやり方が下手すぎて変な力がはいってたせいで、一般的にデジタル作画の方が楽ってことじゃないかもしれません。
まあ、そんなわけで、初めてまとまった量の原稿をデジタル作画で作ってみた感想でした。あ、そうそう。コミックスタジオはさすがに漫画製作に特化したソフトだけあって、使い易いですね。最初はとっつきづらいとこあったんですが、使ってるとどんどんいい感じなってきました。さすがにシェアナンバーワン。今は、コミスタでペン入れまでした後にフォトショップで仕上げしてるんですが、後々は全部コミスタでやるようになるかもしれないなあ。


とりあえず、原稿を終わってちょっと休憩。最近映画を全然観てないのでツタヤに借りに行ってきました。残念ながら、あんまり観たい新作がなかったんですが、とりあえず4作1000円うち2作は新作も可を利用する以上、新作借りないと損という貧乏人的発想が頭をもたげ、無理やり新作ふくめ4本借りてきました。「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」「劇場版 Fate/stay nigjht」「戦場でワルツを」「ハート・ロッカー」。
ハート・ロッカー」は劇場で観たとき手持ちカメラ撮影に酔いまくった記憶があるんですが、もう一回観ようと思ってかりてきました。そういやこの作品には爆弾処理用の遠隔操作ロボットが出てきたような。ああいうのは原発事故でも使えそうだな。

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