宗教について

原稿終わったから一息つこうか〜と思って気をゆるめたら、一週間気を失っていました。
もちろん気を失っていたのは冗談ですが、なんかメロウな気分になって、なんというか出家して放浪の旅に出たい気分になってました。しかし現代日本において、出家するとはどういうことだろうか。例えば頭をまるめて仏教のお寺で修行をするとか、昔のオウム真理教みたいなエクストリームな新興宗教に入信して何かが覚醒するのを目指すとかそんな感じですかね。僕のイメージとしては、現代では伝統宗教新興宗教も社会に組み込まれているという意味で出家とは違う気がするんですよね。やはり、俗世間と隔絶して放浪するみたいなイメージなんですけど。あ、もしかしたらホームレスがもっとも近いイメージかもしれない。今後はipadみたいなデバイスも進歩するだろうし、持ち運び可能な作画デバイスを携えて全国を放浪しながら漫画を描く、日本初のホームレス修行僧漫画家を目指して、吾妻ひでお先生の「失踪日記」の二匹目のどじょうを狙うのはどうかなと思ったんですが、これが商業的に成立するためには失踪する前に一度大きく売れる必要があるのがネックですね。売れない漫画家が失踪しても、日常茶飯事だろうしなあ。

失踪日記

失踪日記


まあ、出家というイメージはなかなか好きなんですけど、そこには少なからず宗教的なものへのあこがれみたいなものがあります。宗教的なものへのあこがれ、なんていうと現代日本においてはけっこう誤解をまねきかねないというか、対面してる相手がそんなこと口走ったら、新興宗教に勧誘されるんじゃねえか!?と身構えるというか、まあそんな感じもあるかと思うんですが、なんか特定の宗教を信仰してるとかいうことではないんです。宗教観というか、宗教とはどういものかというイメージって人によってけっこう違いがあるし、日本人は宗教に対して関心が低いというか節操が無いなんていわれます。やっぱり"宗教=迷信"みたいなイメージがもっとも多数派なんじゃないかと思うんですが、僕も高校一年生のときまではそんな感じでした。それが高校一年のときの社会科の授業で出たとある課題がきっかけで違う見方をするようになったんですよね。
なんか適当に書き始めたわりに長くなりそうになってきたので、次回につづきます。