宗教について4
2011-05-12 - 蛇作日記+の続きです。が、その前に全然関係ないんですが、最近「野望の王国」を読み返しています。やっぱり噛めば噛むほど味わい深いんですが、最初の方で、柿崎が右翼の大物小田のチーターを射殺するシーンでなんかツボにはいって爆笑してしまいました。小田のテーブルが総ワニ革張りなとこもおもしろい。
- 作者: 雁屋哲,由起賢二
- 出版社/メーカー: 日本文芸社
- 発売日: 2002/09/27
- メディア: コミック
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たしか、大学合格して高校卒業まじかってときに、お世話になった高校の先生と話をした記憶があります。まあ、お世話になりました、無事大学合格しました的なことを言ったと思うんですが、それ以外に雑談として、最近宗教についてのもろもろがおもしろくて、その手の本とか読んでるんですよ〜、みたいな話もしたんですよ。すると、先生が「ワシとこの長男も大学で宗教に興味をもったみたいでなあ。ワシのところにこんな本を送ってきよるんじゃ。いい本だから読めっていってなあ。」と、本を見せてくれたんですが、それが原理研究会の経典的な本である”原理講論"で内心ギョエェェェってなったりしたことがありました。
そんなこんなで、僕は大学生になって大阪で一人暮らしをはじめました。当時、ていうか、今でもそうかと思うんですが、春先の大学のキャンパスっていうのはいろんな新興宗教団体が、田舎からでてきたピュアな新入生をターゲットに信者獲得を狙う狩場なわけです。キャンパスのそこかしこで、なんかあかぬけない新入生が、2,3人に囲まれて頭に手を当てられて気を送られてたりするわけです。
もちろん、僕も狩りのターゲットとして声をかけられたのでした。僕に声をかけてきたのは、少し年上のお姉さん。本人曰く大学4年生らしい。はじめてリアルに新興宗教に勧誘された僕はけっこう興味しんしんだったんですが、その態度からお姉さんは「コイツいける!」と思ったのかもしれません。「今から教会にこない?」と誘われたのでした。
こうやって書いてみると、なんかエロい雰囲気があるな…。まあ、お姉さんは別に妖艶な美人てわけでもなくて、地味な人だったんで実際のところドラマチックではないんですけどね。当時の僕は若さゆえかけっこうアグレッシブだったので「教会!?見せてもらおうやないけ!」と思ってついていくことにしたのでした。場合によったら、教会にいるであろう教団幹部に哲学的な宗教議論をふっかけて化けの皮をはいでやる!ぐらいのテンションで。若いっていいもんです、ほんと。(つづく)