表紙描いてます

ここ2年くらい月一回、病院で血糖値やグリコヘモグロビンの数値(HbA1c)を測る検査をうけてるんですけど、ここんとこ油断してというか、こんくらいはいいか〜みたいな気分でスイーツな物体とかを食べていたところ、いったんはほぼノーマルに近いくらいまで良くなっていた数値が数ヶ月連続でまた悪くなってきてしまったので、医者に薬増やされました。アーっ。心を入れ替えて薬無しを目指します。
それはともかく、そろそろ夏に出る「漆黒のノイエゼーレ」1巻のカバーイラストにとりかかろうとしています。編集さん曰く、単行本の初版部数を決定する会議において、カバー絵が早めにあがっていると、いい判断材料になってちょっとでも刷り部数を増やしてもらえる可能性無きにしも非ず、ということではやめに仕上げとこうかと。へぇ〜、単行本の刷り部数を決める会議みたいなのがあるんだなあ、って感じです。まあ、僕の過去の実績や知名度を考えると、刷り部数はミニマムな感じになるだろうとは思いますけど、ちょっとでもアピールするために気合いれるかー!みたいな。
今回の表紙は、表と裏、専門用語でいうと表1と表4、の絵が連続してる絵柄で、さらにはカバーの折り返し部分まで連続しとるんですが、そうなってくると連続部分を全部一枚の画像ファイルとして編集しなければいけなくて、ちょっと面倒といえば面倒です。いままではアナログでペン入れした下絵をフォトショップに取り込んで着彩するというやり方だったのですが、今回は下絵からデジタル。モノクロ原稿の場合はコミックスタジオで描いてるんですが、コミックスタジオはカラーは苦手だし、下絵だけにしろ変則的な大きさの画像を編集するのが面倒ぽいしやめとく。フォトショップでの着彩にも行き詰まり感を感じていたので、今回は下絵から着彩まで全部SAIでやってみようかなと思っています。
SAIはたしかもともとフリーソフトだったんですが、その使用感のよさからネットの絵描きの間で人気が爆発して、今は五千円くらいで使用権を買うタイプのシェアウェア的なものになってる、カラーイラストを描くことに特化したソフトウェアです。僕も仕事では使ったことはないんですが、たまにイラストを描いたりして、その線の描き味や、塗り易さに魅力を感じてました。で、今回使ってみようかなと。
ただ、メモリ管理的な部分で弱点がある、というかあまり大きなファイルを扱えないんですよね。辺の長さが10000ピクセル以上になるとダメという制約もあるし。まあ、今回の表紙画像はサイズ的にでかくなるし、そこんとこがちょっと心配だったんですが、解像度をよくばらなければなんとかいけそうな感じです。そういや、フォトショップ自体はともかく、プラグインなんかでは大きなデータを扱っているときにメモリが足りなくなって実行できなくなるモノがあったりするんですが、Windows7に移行してメモリの10ギガとか積んだらこの辺の問題は解決するのかな?まあ、めんどくさいので当面はこのままでいくつもりですけど。
というわけで、がんばって単行本のカバー描きます。

ペイントツールSAI 公式ガイド (100%ムックシリーズ)

ペイントツールSAI 公式ガイド (100%ムックシリーズ)