帯とか

散歩の途中にローソンで189円のペットボトル飲料をよく買うんですが、財布をみたら十円玉がいっぱいあったので百円玉一個と十円玉九個で払おうと思い、十円が九個であることが一目で認識できるように3×3のフォーメーションでカウンターに置いたのに、「にぃーしぃーろぅーはぁー、はいきゅうじゅうえんですねぇ〜」と店員が二個づつ十円玉を指で移動させながら数えやがったので内心「コノヤローッ」とイラッとした、今日この頃です。
さて、きたる8月9日に僕のひさしぶりの単行本がでるんですが、まだ表紙のデザインが確定してないんですよね。ちょっと変なイラストを描いちゃったのでデザイナーさんが困っているのかもしれない。さらに単行本の帯もまったくきまってないんですよ。
帯については、前にこの日記でも書いたかもしれないんですが、「石原慎太郎都知事に帯のコメント書いて貰えばすごくね?」という、そもそもは酒の席での馬鹿アイデアだったんですが、けっこう編集さんが真剣に進めてくれてたんですけどね。ほら、万が一にもまともなコメントくれたらそれでいいし、罵倒されてもおいしいし、断られたら(ていうかまず断られるわけですけど)「石原慎太郎都知事が黙殺した問題作!」とか書けますよね〜みたいな。
で、担当編集さんがまじで都庁に単行本のゲラを送りつけたらしいんですが、なんか大人の事情で、この案はボツになったらしいです。講談社の法務部にしかられたのかな。いやあ残念です。そんなわけで、帯どうしようかなあという状態なんですが、もう「誰もが帯コメントを書くのを躊躇した問題作!」とかでいいんじゃないかなと思います。
後、単行本をちょっとでも目立つようにしようと、カバーの紙を特殊な紙とかにしたらどうかとか、編集さんが考えてくれてるんですが、やはり特殊な紙を使うと単行本の値段が高くなるので、営業部の方がいい顔しないとか、いろいろ難しいことがあるみたいですね。まあ、買うほうからしたら安い方がいいのは確かですしね。
特殊な紙、印刷の表紙といえば、個人的にはメタリックな光沢の表紙が好きですね。専門的にはなんていうのか知らないですけど、今手元にある本でいうと、中平正彦先生の「破壊魔定光」の表紙みたいな。

破壊魔定光 第1巻 (ヤングジャンプコミックス)

破壊魔定光 第1巻 (ヤングジャンプコミックス)

いいんだけどなあ。まあ、しかし単行本の値段を上げてまでやることでもないかなあ。
そういうわけで、逆にカバーの紙を藁半紙ていうか再生紙にして、でっかく「このカバーは再生紙を使用しています。ECOです。その分、単行本のお値段はおもとめ安くなっております」とでかでかと印刷して好感度を上げる戦略はどうだろう、と提案してみたんですが、カバーを再生紙にしても大人の事情で値段は下げられないので無理、という返事が帰ってきたのでした。残念です。