ネオ青ニートの憂鬱

ネット上の攻略情報みながら二周目およびセカンドキャラをちびちびプレイしてます、ダークソウル。

DARK SOULS (ダークソウル)(特典なし) - PS3

DARK SOULS (ダークソウル)(特典なし) - PS3

でね、前に日記でイラストを描いた半竜プリシラちゃんとまた対面したんですけど、イラストは間違いだらけでしたね。てか尻尾以外あってるとこない。頭に角状のものとか無いし、服も僕の記憶よりも露出の少ないもっこりした服でしたわ。あれだな、犯罪に遭遇したときに後で警察に質問されたときに犯人の外見を意外なほど間違って覚えているという話を聞いたことありますけど、それと同じだな。戦うことに夢中で観察力が足りなかったようです。そういうわけで、新たにプリシラちゃんを描いてみました。

結局、二回目の遭遇でも服がうろ覚えだったので、描くのやめました。
ついでに、一周目のプレイでは遭遇できなかった、人食いミルドレットちゃんも描いてみました。ダークソウルプレイヤーに「デブ」とか「おばさん」とか「変態」とか罵倒されてるんじゃないかという気がするんですが、頭にかぶっている"ずた袋"の下は実は美少女ではなかろうか?ダークソウルは本当に萌えキャラが充実シテルナー。

世界とは悲劇なのか

ダークソウルの萌えキャラといえば前にも書いた混沌の娘ちゃんこと蜘蛛姫様ですけど、なんか普通の状態では会話ができないんですが、老魔女の指輪というアイテムを装備して話すと言葉が通じるという情報を得て、話してみたんですよ。知能に障害があるから話が通じないんだと思ってた。白痴萌えとかいってごめんっ。そしたら、プレイヤーキャラのことを自分のお姉さんだと思ってうわごとのような話をしてました。やっぱり認知症だった。
そのお姉さんというのは、混沌の魔女クラーグという人なんですけど、このエリアのボスモンスターだった人で、このクラーグを倒した後に蜘蛛姫様と会うことができるわけなんです。つまりは蜘蛛姫様がお姉さんだと思い込んでる主人公はお姉さんを殺した犯人なわけですね。なんというえげつなエピソード。
戦乱の故郷から難民となって逃げてきた姉と妹。頭の弱い妹のために無理してがんばる姉。けっして恵まれているとはいえないけれどささやかな幸せがあった。そこに、なんだかよくわからん使命のためとぬかして土足で踏み込んでくる主人公。妹との生活の場を守るために立ち向かった姉だったが、主人公の凶刃のもとに倒れるのであった。しかし、妹はそんなことを理解することはできないのであった。朦朧とした意識の中、姉を殺した主人公を姉だと思って会話するのであった。そして、そんな蜘蛛姫を自分の野望のために利用する主人公であった。フロムの罠*1であった。


フロムの罠といえば、今回の青ニートさんのエピソードもなかなかよかったです。青ニートというのは前作「デモンズソウル」に登場したNPCの通称で、ベースキャンプ的なところに座り込んでる青い色をした人です。もともとは主人公と同様、勇者だったんですが、過酷な戦いに心が折れて、ベースキャンプに座りこんで主人公に皮肉なことを言うその無気力な姿から、青い色をしたニートということで、青ニートと呼ばれてました。
デモンズソウルの青ニートさんは主人公がゲームを進行させていくと、話す内容がが変わっていって、最終的には涙目で「あんただれだぁ、もう何も思い出せない〜」みたいな言葉を残して消滅してしまうわけです。
で、ダークソウルも最初のベースキャンプ的な場所に青っぽい服を着た人がいて主人公に皮肉っぽいことを言うので、また青ニートかと思ってたわけなんですよ。ただ今回のネオ青ニートさんは、けっこう頼りになる面もあって、お役立ち情報も教えてくれたりして、ちょっと前の青ニートさんとは違うかなとは感じてたんですよ。
そしてある程度ゲームが進行すると、「そうかあんたすげえな。俺もこのままじゃだめだ、もう一回がんばってみるか。」みたいなことをお話になるじゃありませんか。おお、ネオ青ニートさん脱ニートか。これは全国のニートゲーマーに向けたフロムからのメッセージか!?と。なんかちょっと感動したんですが、まあ、そんなわけなかったです。
しばらくして、青ニートさんがベースキャンプから姿を消したと思ったら、少し離れたダンジョンの入り口付近で亡者化して正気を失って主人公に切りつけてきました。うん。つまり、やる気を出してがんばってみたら見事に挫折してドツボにはまってしまったということですね。これがフロムから全国のニートゲーマーに対するメッセージなんだよっ!
まあ、そんなわけでダークソウルおもしろいですよ。

*1:僕は詳しくないんですが、フロムソフトウェアのゲームではいやらしい罠や、えぐいエピソードが多いらしく、そういうニュアンスを表現するフレーズらしい