序章
「イップ・マン 序章」を観ました。
- 出版社/メーカー: Happinet(SB)(D)
- 発売日: 2011/06/02
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なんでこういう細かいところが気になるかというと、「序章」は日中戦争中の中国が舞台で悪役が日本軍だからです。ほら、南京事件とかをモチーフにした外国映画とかって日本じゃ公開されないじゃないですか。たぶん、配給会社のほうでそういう映画は儲けが見込めない割りにめんどくさいことになる可能性があるという判断をしてると思うんですけど、そういう判断で当初「葉問」もスルーされたという背景があるのかなと思ったのです。まあ観た感じ、内容的にはエンターテイメント色が強いので、ライトウイング系の人が劇場を焼き討ちにくるようなものではないと思いましたけどね。
ブルース・リーの「ドラゴン怒りの鉄拳」も中国が舞台で悪役が日本人なんで、ついつい観ながら連想してしまいました。怒りの鉄拳では登場する日本人が袴を前後逆にはいているという有名なネタがありますけど、それを思い出して「序章」を観ながら間違いさがしをしてました。まあ特にはみつかりませんでしたけど。空手着の左胸に「第五師団」とか書いてるのはちょっと変でしたかね。しかも書体が相撲とかで使う丸っこい字で。もしかしたら日本の国技である相撲で使う文字だから、軍の空手着に使う書体としてふさわしいはず、みたいな発想からきてるんだろうとか想像してちょっと楽しかったです。
あと、悪の日本軍人の親玉を演じてるのが池内博之で、まあまあいい感じなんですが、その手下を演じてる人がさらにいい味だしてるなあと思いました。調べてみたら、主に中国で活躍している日本人の俳優さんらしいです。悪辣な演技がよかったです。