お猿音頭
最近ちょびちょび読んでいる本。
文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
- 購入: 27人 クリック: 421回
- この商品を含むブログ (196件) を見る
文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
- 購入: 24人 クリック: 73回
- この商品を含むブログ (108件) を見る
ヨーロッパ人は頭がよくてインディアンはバカだから的な、人種や民族というものに固有の能力差や性質の差があるからという説明が、往々にして好まれたりするわけですが、この本の結論は別の要素が何千年ものを時間を経た結果、大きな差になったというものです。その驚愕の要素とは!?
それはともかく、少数のスペイン人がインカ帝国を征服できた直接的な原因として、銃や馬以外に病原菌が重要であったというのが、おもしろかったですね。知ってる人には常識的なのかもしれないですけど、知らなかったんで。
つまり、ヨーロッパ人とともに持ち込まれた病原菌は、ヨーロッパ人は免疫をもっているからあまり発病しないけど、新大陸の人間はまったく免疫が無く、大流行してごっそり死んじゃったということらしいです。なるほどなあ。
そして今日観た映画。
猿の惑星:創世記(ジェネシス) 2枚組ブルーレイ&DVD&デジタルコピー(ブルーレイケース)〔初回生産限定〕 [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2012/02/22
- メディア: Blu-ray
- クリック: 22回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
ただし、映画的にはお猿軍団が一時的な勝利をおさめるところまでが描かれていて、病原菌によって人類が壊滅するところは、エンディングの部分で暗示されるだけにとどまってました。だから、映画的にはちょっと淡白な印象でしたかね。
僕は、けっこう猿軍団に感情移入して、さっさと人類滅亡しちまえ!と思いながら楽しく観てたんですが、実際のところは猿には感情移入できないという人も多いんではないだろうか。猿に感情移入できなかったらぜんぜんつまらん映画だろうなあ、これ。