月曜日は、日本全国が金環日食で盛り上がっていたかのような感じでしたね。
しかし、めったに見れない自然の神秘を観察しよう!なんていわれると、「そりゃ、めったに見れないのは間違いではないけど、神秘ではないだろう。太陽や月を正しく認識してなかった古代の人なら神秘的な出来事に思えるだろうけど、現代人にとっては単に太陽の前を月が横切るだけの出来事なわけですし。そもそも神秘というならば、世界が、そしてわれわれが今ここに存在していること自体が巨大な神秘であって、その中にいながら日食ごときを神秘というのは、ある意味倒錯的というか、あまりにも愚鈍なんではないだろうか?」なんて言いたくなります。ほんとに朝の早よから、普段つかわないカメラを持ち出して日食の写真を撮ろうとがんばってるおっさんとか、哀れとしか言いようがないですね。



というわけで、僕も朝早くおきて、日食の写真を撮ってみました。普段は写真撮らないんですが、この日のために父親のデジタル一眼レフにあう減光フィルターまで購入しました。
けっこう曇ってたので、心配だったんですがかろうじて金環状態を観測することができましたよ。

太陽が欠けはじめた状態。暑い雲ごしにフィルター無しで撮りました。

金環状態。フィルターごしに。300mmの望遠レンズで撮ってます。

しかし、デジタルカメラでもきれいに写真を撮るというのは難しいもんですね。