ソードアート・オンライン二話目を観たんですよ

一話目では、一万人のプレイヤーがログアウトできなくてパニックってるところに、頭のおかしな開発者が現れて、ゲーム内で死亡するとリアルワールドでナーブギアから高エネルギーの電磁波が脳に照射されて脳が破壊され死ぬことが説明されます。リアルワールドで家族などが無理やりナーブギアを外そうとすると、同じくナーブギアから電磁波が射出されて死にます。ゲーム開始後、すでに無理にナーブギアを外そうとしてリアルで死亡したプレイヤーが200くらいいて、リアルワールドでは大量異常死としてすでに事件化しており、そのリアルワールドのニュース映像がプレイヤーに提示されて、つくりごとでないことが説明されました。そして生きて、このバーチャルワールドからログアウトするには、塔の第100層にいるラスボスを討伐するしかないのだ!と。
ここまでが第一話。頭のおかしい天才ゲーム開発者の、自分のつくった世界で神になりたい!という妄想に巻き込まれちゃったという感じなんですかね。まあ開発者の動機はともかく、閉じ込められたプレイヤーは生き残るために選択をしなければいけないわけで、まずは状況を分析して今後の方針を確認するのが第二話で描かれるのだろうなと思っていました。とりあえずすぐ思いつくのは、ゲーム内で死ぬ=リアルで死ぬことなわけなんで、ゲームの初期村の安全地帯から動かないという選択があります。というか、僕ならそうするわ、と思いました。外の世界ではすでに死者がでて事件になってるわけだし、死因がナーブギアなのはすぐわかるだろうし、すぐには無理だろうけど、ナーブギアが解析されて安全にとりはずす方法が解明されて、すべてのプレイヤーが救助されることに期待するわけですね。
まあ、お話的にはそんなのおもしろくないので、そういう消極的な待ち戦略ができない仕掛けがあるんだろうと予想されるわけです。例えば、一定の時間内にラスボスを討伐しなければ全員死ぬとか。あるいは最初にラスボスを討伐したパーティだけが助かる=プレイヤー間で競争になる=バトルロワイヤル化、とかね。そういう仕掛けの提示が二話の主な内容になるんだろうなと思ってたんですよ。
そう思いつつ二話も見始めたら、「あれから一ヶ月がすぎ、2000人のプレイヤーが死んだ。しかし俺達は第一層のボスも討伐できずにいた。」みたいなモノローグからはじまって、ズコーッってなりました。塔の頂上にいるラスボスを討伐しにいくのは当然のことみたいになっとるし。まあ、そりゃあ、そういう展開じゃないとお話としておもしろくないですけど、やっぱり形式的な必然性はいるんじゃないの?と思いました。原作の方ではちゃんと書かれているけど、アニメの尺が足りないからはしょったんですかね。
オンラインゲームのあるあるネタ的な部分はけっこうおもしろいんですけどね。