ドラクエX二週間プレイしました

こないだドラクエXをプレイしはじめたと思ったら、二週間が経っていた。何をいっているかわからねーと思うが、以下略。一応、仕事はちゃんとしてます、一応。

ドラクエXはゲームのスクリーンショットを撮って、ネット経由でスクエニの運営するプレイヤーサイトにスクリーンショットを保存する機能があるんですが、地味にうれしい機能です。


さて。二週間プレイしてみた感想としては「ぬるい」MMOですね、良い意味で。例えば、パーティでモンスターを倒したときにモンスターがレアなアイテムをドロップしたとします。普通のMMOなら、こういう場合、レアアイテムをパーティ内でどう分配するかきめなければなりません。たいていの場合、アイテムは一個だけなので、だれがそれをゲットするのかということになって、アイテムの奪いあいから、人間関係にひびがはいるなんてこともあるわけです。
しかし、ドラクエXでは心配ありません。なぜなら、モンスターからのドロップはパーティメンバーの人数分だけ、それぞれに同じアイテムが出るからであります。なんという公平感。これで、変なねたみそねみでギスギスすることなく、笑顔で狩りができるというものです。まるで、ゴール直前でみんな手をつないで一緒にゴールする徒競走のような感じがしないでもないんですが、このシステムはドラクエXの性質をよくあらわしているような気がしますね。
まあ、人数分ドロップがあるなんて、どう考えてもリアルではないんですが、MMOの歴史を考えると、どんどんリアルさよりストレスなくプレイできるカジュアルさを追求する方向性のような気がします。ここでいうリアルというのは別な言い方をすると自由度というものかもしれません。例えば、初期の、というか最初の商業ベースのMMOであるウルティマオンラインでは自由度をとても大事にしていて、プレイヤーがまるで生活しているように自由にいろんなことができる「仮想世界」を提供しようという意思が強かったと思います。当初その姿勢にプレイヤーは熱狂したと思うんですが、しかしやがてプレイヤーは実はそんな自由、別のぞんでいないということが判明し、自由度は低くとも、快適なゲームプレイや、ゲーム的な目的の方が重視されてゆくという、MMOにはそういう流れがあるような気がします。そして、ある意味ドラクエXはその流れの最先端なのかもしれないと。なんか大げさな言い方ですが。




しかし、一部廃人はすでに最高レベルの50まで到達し、ストーリーを全部クリアしてるらしく、ぬるいのはいいけどコンテンツが足りないんじゃねえの?などという不安もささやかれていて、本当に成功するかどうかは、もうちょっと様子をみないとわからないですね。とりあえず僕はまったりと後何ヶ月かはプレイするつもりです。

余談ですが、ウルティマオンラインのようなコンセプトのMMOは二度とでないだろうなあ。でてほしいんだけどなあ。