近況

あの、今コミックBugBugの原稿、「kage-otoko」の4話目のペン入れしてます。これで最終話です。この話が終わったら一ヶ月お休みして、また次のお話を描く予定です。はい。けっしてドラクエばっかりやってるからスケージュルがきつくなって休むとかではないんですよ。もとから、ペース調整のために4話描いた後に一回休む予定だったんですよ。
もっとも、ドラクエをやりすぎているのも事実です。三話目の作業と四話目の作業の間に2,3日休憩できるよていだったのに、ほぼ休憩なしになってしまったので、けっこうしんどいです。右手が痛いです。しかし、右手が痛いのがスタイラスペンの握りすぎなのであって、wiiクラシックコントローラーのAボタンの押しすぎではないと、自信をもって断言できないところがつらい。

(アラビア風(?)衣装のNPCお姉さん。DQXはおっぱいのモデリングがなにげに情熱を感じる。)



で、ドラクエの話なんですけど。全体的にライト層を意識したぬるい感じではあるんですが、ひとつ異常にきついなと思った要素があります。それはモンスターからのお金のドロップが少ないことなんです。普通のオフラインRPGなら、強いモンスターを倒せば、モンスターのドロップするお金も増えて、自分が強くなれば自然とお金もたまっていくものなんですが、DQXの場合はモンスターが強くなってもドロップするお金はほとんど増えないのです。それゆえにモンスターを狩っていてもお金は増えず、そこそこまともな武器防具等を買いたいと思えば、モンスター狩り以外に、意識的な金策が必要となってきます。
まあ、MMOの醍醐味のひとつはゲーム内に独自の経済が存在することだと思うので、インフレを避けるために、お金がゲーム内に生成される(モンスターがドロップする)量を絞るというのはわかるんですが、それにしても絞りすぎちゃうんかという印象があります、これが。実際に現在のDQX内経済は超デフレで、職人達は赤字覚悟の投売り値下げ合戦をして、儲けがでずにひいひいいってるプレイヤーも多いと思われます(この辺、リアル経済とシンクロしてて、悪い冗談のようである)。

てなことを思っていたんですが、モンスターからのお金のドロップが少ないのはインフレ対策以外にも、RMT業者対策という意味もあるのかのと思い至りました。RMTというのはゲーム内のお金をリアルのお金で取引することで、DQXを含む大抵のネットゲームでは公式には規約で禁止された行為ではあります。ただ、「ゲーム内で俺ツエーしたいけど、そんなにゲームする時間はない。しかしゲーム内でニートに負けるのは気に入らん!そうだ、ゲーム内のお金をリアルマネーで買って、超強い装備をそろえればいいじゃん!」という、金はあるけど時間は無いサラリーマンプレイヤー層に需要があり、そして需要があれば供給する人間もでてくるわけです。
昔、リネージュ2が日本でサービスはじまったときに、数ヶ月プレイしたんですが、低レベル向けのお金儲けの効率のいい狩場には、24時間体制で中国人のRMT業者キャラが独占していて、普通のプレイヤーはその場所では狩れないなんていう問題もありました。おかげで「cao ni ma」という中国語の罵倒台詞も覚えました(お前の母ちゃん犯すぞ!的な意味で、最上級の罵倒らしい)。その後、The Tower of AIONではより効率化され、プログラムによって無人で動いてるRMT業者キャラ(いわゆるボット)が24時間体制で狩りをしてるのを目の当たりにし、技術の進歩だなあと思ったものです。

こういうのはRMTをしない、大多数のプレイヤーからしたら、たいてい迷惑なもので、運営側も(すくなくとも建前上は)なんとかやめさせたい問題なわけです。

まあ、モンスターを狩ってた効率的に安定してお金をかせげなくしても、RMT業者的には別の金策はあるだろうけど、一般プレイヤーとの間の軋轢は減らせるんじゃないかと。モンスターからのドロップをしぼってるのは、そういう意図もあるんではないかと思ったのでした。
と、ここまで書いて、考えすぎな気がしてきた。おわり。