新生ちゃんプレイ

今、日本社会をゆるがす社会的事件といえば、なんといってもWindowsドラクエ10発売決定のニュースですが、正直事前にリーク的な噂は目にしてたんですけど、ありえないと思ってたので、正式発表されたときはびっくりしました。だってほら、wiiwiiUで独占みたいな感じだったし、任天堂様が許さへんやろ的な。

冷静に考えてみると、MMO運営的にはPC版を出したいというのは当然のことだろうし、とりあえず1年間はwii(U)独占ということにしてくれという密約が任天堂との間にあり、その約束が果たされたこのタイミングで満を持しての発売ということなんですかね。もしくは、wiiUのセールスがいまいち芳しくないのをうけて、スクエニ任天堂に弓をひいたとか。どーなんでしょうね、真相はわかりませんが。
PC版DQXは現在βテスト中で、9月末から正式運営らしいですが、僕もちょっとβバージョンをプレイしてみました。僕のボロPCでもさすがにwiiよりは美しいグラフィックでストレスなくプレイできました。wiiUにも十分匹敵するんじゃないかな。けっこう低性能のPCでもプレイできるという最近のMMOではめずらしい、おさいふにやさしいタイトルだし、けっこうPC版からの参入プレイヤーも多いんじゃなかろうか。
一方、すでにwii(U)版をプレイしてるプレイヤーの間ではPC版がでることによって、チートが蔓延するんじゃないかという危惧がひろがっているようです。現在でさえ自動化してゲーム内通貨を稼いでRMT販売する、いわゆる"業者"が問題になっているのに、それがさらに大規模化してゲーム内経済が崩壊するんじゃないかとかね。ゲーム内通貨が大量生産されてインフレ化するのでPC版がでたら今持ってる金の価値は下がるから今のうちに現物資産にかえておけ!みたいな叫びがよくきかれます。まったくドラクエのイメージからかけはなれてますけど、ドラクエ10の舞台となる世界、アストルティアはプレイヤーからはカネトルティアと呼ばれるくらいお金至上主義世界なので仕方ない。僕もゲーム内ではそこそこの資産家()なので悩みどころです。
それ以外にも気になるところがありまして、スクエニは8月に新生ff14のローンチも控えてるんですよね。一度すべりまくったff14を、わざわざつくり直してリリースするという、ある意味スクエニの面子をかけたプロジェクトだと思うんだけども、なんでそこにドラクエPC版をぶつけてくるのよ、という。本格MMOのff14にくらべてライト向けのゆるいドラクエ10だからユーザー層がはっきりわかれてるから大丈夫とか思ってるんだろうか。そんなことないと思うけどなあ。それとも、ユーザーを食い合うと思うのは素人考えで、相乗効果があるもんなんだろうか。わかりません。そのff14ですが、ダメもとでクローズドβに応募してたら当選してしまったので、先週末プレイしてました。PS3版なんですが、思ってたより快適にプレイできました。プレイヤーキャラがいっぱいいる場所ではカクカクになったりキャラが表示されなくなるんじゃないかと思ってたんですが、まったく無いわけではないですが、そんなに気になりませんでした。操作もパッドメインでもキーボードを併用すれば、まあまあプレイできそうな印象。ただ、エリア変更時の読み込み時間は若干長く感じますね。これはPS3のHDDをSSDに換装するとかなり改善されるらしいですが。
ゲームそのものは、それほど目新しさはないですが、レベルも上がりやすくて、アイテムもさくさくもらえるなあ、という印象。この辺りは(ゲームに限らず)最近の客はストレスを感じると見切っちゃうというのを反映して、ぬるくなるのが最近の傾向なんかなと思いました。
まあ正式サービスが楽しみになるくらいには楽しめました。