徐々に移行

PCを買いかえて、OSがXPから8になったため、以前漫画作製につかっていたソフトでは、若干不具合がでたりするし、できれば64bitOSに対応した新しいソフトに移行したいところなんですが、なかなか思うようにはいかない今日この頃です。
具体的にはモノクロ原稿製作をコミックスタジオからクリップスタジオペイントに移行したいんですが、これがちょっと。両方同じセルシスのソフトで、モノクロ漫画製作用ソフトのコミックスタジオやカラーイラスト製作ソフトのイラストスタジオを、64bitOSに対応さすと同時に、ひとつのソフトに統合しちゃったのがクリップスタジオだという感じでして、とってもけっこうなイメージではありまして、なおかつコミックスタジオのユーザーは無料でダウンロードできるという優待サービス付。ぼくもさっそく、インストールしてモノクロ漫画原稿を試しに描いてみようとしたんですが、ちょっと使いづらい。というか、コミックスタジオと同じでは使えないんですね。これは困った。
まあ、まだそれほどさわってないんですが、とりあえずコミックスタジオと違うのは、漫画はページから構成されていて、さらにページはコマから構成されているという、漫画の概念的な構成を明確にソフトウェア的にサポートするという方針を打ち出しすぎているのかなと。何を言っているかわからない感が爆発していますが。まー、コマフォルダとか使わせたい感が強すぎて、かんべんしてほしい。こういう構造にこだわるのは、なんというかソフトウェアエンジニア的価値観としては、あるんだろうなあという気がするけど、ソフトが描き方を押し付けてくるような感じが強すぎるんですよね。ソフトウェア的に不細工でも使いやすいものがいいです。
なので、モノクロ原稿に関しては従来のコミックスタジオフォトショップを組み合わせて当面乗り切って、徐々にクリップスタジオを手探りしていこうかなと思います。(まあでもクリップスタジオを使ってるうちに、使いやすくなって、今日の発言を土下座して謝りたくなる日がこないとも限らない気はしている。)


一方、今単行本用のカラーイラストを描いてるんですけど、カラー原稿に関してはクリップスタジオ使いやすい気がします。まあ、PCが新しくなってメモリも多くなったので、前のPCだと重くて実質使い物にならなかったような機能も楽々で使えるからなのかもしれませんけど。なので、カラーはクリップスタジオちゃんのみで十分になりそうな予感です。とはいえ、選択範囲まわりの操作とか、色調補正時のプレビューの速さとか、基本的な機能の部分ってフォトショップに比べて遅いのが気になります。まあ、これはさすがフォトショップってとこなんですかね。

単行本表紙の下絵の一部です。