リンカーン

徒歩五分だった地元スーパー系列の書店とTSUTAYAが提携して運営してたレンタル店からTSUTAYAが撤退してただの書店になってしまい、さらにここしばらくゲームにはまっているので、めっきりDVDをレンタルしてなかったんですが、地元レンタルショップからハガキがきて、会員証を更新したらDVD一本無料と書いていたので、原チャリとばしていってきました。
ここもTSUTAYAと地元スーパー系列の書店が提携したようなレンタル店なんですが、この地域は2店舗もいらないので一つに統合したという感じのTSUTATAの戦略なんだろうか。そういえば、この店はわりと敷地面積が広くて、1年ぐらい前から、漫画のレンタルも始めたんですが、そのあおりをうけたのか、たまに利用していたネットカフェがつぶれました。田舎には珍しく24時間営業で便利だったのに。


で、ただで借りてきたDVD。

奴隷制度廃止にからむ政治的駆け引きが描かれてました。
奴隷制度廃止反対って経済的な既得利権を守りたいという意味あいのものなんですね。そら、奴隷制度前提に経済がまわってたら、それ廃止されたら困るという話になりますわな。
奴隷制度賛成派もこころの奥では人道上問題があるという感覚はあると思うんだけど、自分の保身を優先したいという気持ちが圧倒的に大で、そういう場合に、俺のやってることは下衆なことだがやるしかないんや!と自分に正直に開き直るいうことがないのが人間で、自分のやってることを正当化するために、理論をもてあそんで現実を自分に都合よく解釈することを選びがちだと思うんですよね。その結果、黒人は能力的に下等だから奴隷でも仕方ない的な理論が魅力的になったりするわけですが、こういうことって現代日本でも多々あることですよねーと思いました。
ていうか、今の日本でもくじ引きかなんかで国民の10%ぐらいを選んで、今日からあなたたちは奴隷です!ってやったら、短期的には国際社会における経済的競争力アップするんじゃないですかね。というか、最近の世の中の流れってそれをうっすらと批判されないように実行してるような気もしますが。こわっ。